前回、構築手順を書いたkippo。
ログをMySQL(mariaDB)で管理したいと思い、kippoで設定を試みるも、以下エラーが出て、途方にくれていた。
1 | 2015-07-21 00:41:42+0900 [-] Unable to format event {'log_namespace': 'twisted.logger._global', 'log_level': <LogLevel=warn>, 'fileNow': '/usr/lib64/python2.7/site-packages/twisted/python/log.py', 'format': '%(log_legacy)s', 'lineNow': 210, 'fileThen': '/usr/lib64/python2.7/site-packages/twisted/python/log.py', 'log_source': None, 'system': '-', 'lineThen': 210, 'log_logger': <Logger 'twisted.logger._global'>, 'time': 1437406902.593759, 'log_format': 'Warning: primary log target selected twice at <{fileNow}:{lineNow}> - previously selected at <{fileThen:logThen}>. Remove one of the calls to beginLoggingTo.', 'message': (), 'log_time': 1437406902.593759}: Invalid conversion specification |
調べてみると、Twistedのインターフェースが変わったようで、MySQL(mariaDB)にデータが入らなかった。
そこで、kippoをベースに作られた cowrie
(タカラガイ) を発見。
こちらを利用することにした。
cowrieでは、先ほどの問題は解消していた。
Logging issue with Twisted 15
必要モジュールはkippoと同じなので割愛する。
こちらを参照されたし。
mariaDBをインストール
mariaDBをインストールする。
1 | yum -y install mariadb-server mariadb-libs mariadb |
madiaDBを起動する。
1 | systemctl start mariadb.service |
mariaDBを自動起動するように設定する。
1 | systemctl enable mariadb.service |
cowrieのログをmariaDBに入れるためデータベースを作成し、ログイン権限を設定する。
1 | mysql |
mariaDBの設定はこれでおしまい。
次にcowrieを使えるようにしていく。
必要パッケージをインストールする。
1 | yum -y install MySQL-python |
cowrieを使えるようにする。root
ユーザー以外で作業をしよう。
1 | git clone https://github.com/micheloosterhof/cowrie.git |
cowrie.cfg
を修正。最小限の項目について説明する。
1 | listen_port = 22222 ## 好きなポートを指定する。デフォルトは2222 |
cowrieで使うテーブルを、先ほど作成したデータベースcowrie
の中に作成していく。cowrie/doc/sql
の中にsqlファイルがあるので、こちらを使う。
1 | cd cowrie/doc/sql |
mariadbにログインしてテーブルができていることを確認する。
1 | MariaDB [cowrie]> show tables; |
ここまで出来れば後は、cowrieを起動する。
1 | sh start.sh |
必要あれば、22ポートのアクセスを、cowrieのlistenしているポートに転送してあげれば、あとは不正アクセスを待つだけ(自身でアクセスしてmariaDBにデータが入っていることを確認しよう)。
最後に、恒例の観察日記
クラッカーの行動を今回も観察してみよう。
サーバを停止しようと試みたが出来ず、rebootで我慢したようだ。
クラッカーのうちの多くは動画のように愉快犯である。